H20年6月24日
調査報告書
- 調査目的
公共工事における冷媒銅配管ろう付け酸化防止対策仕様 - 調査内容
国土交通省大臣官房官庁営繕部発行
資料① 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)平成19年
新設工事が対象
資料② 公共建築改修工事標準仕様書(機械設備編)平成19年版
改修工事が対象 - 調査結果
記載内容
資料① 第2編 共通工事 -2.4.5 冷媒配管
(a) 冷媒配管は、冷媒及び潤滑油循環が正常な運転に支障のないように施工する。なお、冷媒管のろう付け及び溶接作業は、酸化防止措置として、配管内に不活性ガスを通しながら行う。
(b) フランジ接合の場合は、JIS B 8602(冷媒用管フランジ)によるものとし、管とフランジの接合は、ろう付け又は溶接とする。なお、管内に酸化物が生じないことが確認できる場合は、不活性ガスは通さなくてもよい。
資料② 第2編 共通工事 -2.2.6 冷媒配管
-記述内容は上記資料①と全く同文 - 考察
上記の資料により窒素置換だけでなく、銅管の金属酸化を防ぐ他の方法も可とされてます。
これは即ち現状では、酸化防止剤の使用を公共工事においても許容されているように受け取れます。